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2018年 09月 24日
曲目は メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」 八神純子/ピースメッセージソング~みずいろの雨、約束、Mr.ブルー「私の地球」~ ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」 というユニークな構成でした。 クラシックのコンサートにポップス系の歌手が割り込んできた感じ、と思っていたのですが 曲のアレンジがなかなか良くてオーケストラをバックに衰えない歌唱力を披露してくれた八神純子は リアルタイムで知っている私のようなおじさんには結構楽しめました。 特に「約束」はオーケストラの演奏と唄(歌詞)がとても合っており、泣けてきてしまいました。 少しバルカン室内管弦楽団の話をしましょう。 この楽団は2007年に本日の指揮者、柳澤寿男により旧ユーゴスラビア地域に民族共栄を願って設立されました。 紛争地域での演奏活動は楽団員が集まるだけでも大変なことで、楽団としての音楽作りはかなり大変であったであろうことは容易に想像できます。 指揮者の柳澤寿男は諏訪の出身ですから、ふるさとでの凱旋講演でもあります。 現在は弦楽器と打楽器編成の室内オーケストラですから、今回の日本公演には管楽器が助っ人で参加しています。 メンデルスゾーン 弦の音がとても柔らかくて温かい。強い光というより穏やかな光に包まれたイタリアが頭の中に広がりました。 これはなかなか良く仕上げられた楽団だなと、ちょっと安心。 まさしく室内楽的な「イタリア」です。 ベートーヴェン 合唱団は長野県の77全市町村から参加しています。指揮者本人が直接出向いてお願いした村も相当有ると本人が演奏前の対談で話していました。 演奏は参加者全員の情熱で最後まで突き進んだ感じですね。 演奏後は観客総立ちで大喝采でした。 寄せ集めの合唱団は、想像以上に上手くて驚きました。 細かいことを言うと、全体練習が不足していたのが判る部分もあるのですが、どのパートも良く声が出ており迫力満点でした。 オケも頑張ってはいるのですが、助っ人の管軍団が足を引張り気味。特にフォルンがはらはらどきどき、あれではアマチュアの演奏です。 バイオリンもちょっとちぐはぐで、辛い部分も聞かれましたが、頑張っていました。 ヴィオラとチェロとコントラバスは良い仕事をしていましたね。 オリジナルメンバーに近いのではないでしょうか。特に深くて優しい音色に惚れてしまいました。 細かいことをいうとこうなりますが、情熱が凄く、感動の第九でした。 アンコールではお約束の「信濃の国」をオケをバックに長野県全市町村代表が歌ってくれました。 独唱者も強制参加させるところが、やっぱり長野県ですね。
by hal-arai
| 2018-09-24 23:21
| 芸術
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