HAL設計室
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2018年 02月 19日
1日目は中山英之氏の講演会でした。 中山氏は若手建築家の中でも日本を代表する建築家になろうとしている逸材です。 講演内容は、彼の設計の発想の原点とでも言いましょうか常識を理解したうえでその上の発想をするという内容で さすがにトップランナーは違うなあと感心しました。 空間の関係性の常識を覆す発想とともに、人間の感覚(錯覚)にまで及ぶ設計手法に脱帽です。 素直な感想としては、自分は田舎の土着的建築を目指していて本当に良かったと言うことです。 新しい発想を追い求めるのはやはりずば抜けた能力の持ち主に任せて、私は信州の気候風土に合った設計を今後も心がけようと再確認しました。 中山氏を審査員長に向かえ審査員4名による審査が朝から夕方まで、長時間に渡り行われました。 高校、専門学校、大学それぞれで優秀者を決め表彰しますので、長くなるのは仕方がありません。 今年は中山氏の人気が影響したのか、かつて無いほどの応募者で会場が目いっぱい熱気むんむんの審査会でした。 相変わらず高校生のレベルが高く、最近低調気味だった専門学校も力作ぞろい、大学生も10作品と過去最多の出品数でした。 大学の1位は商店街の中にサッカースタジアムを造るというユニークな発想の作品が選ばれました。 スタジアムと言っても大きな観客席を持つ巨大な施設ではなく、既存の商店の2階や屋根の上に観客席を造り商店街の活性化を図るというものですから、町の中に溶け込むスタジアムで、ハッとさせられる発想でした。
by hal-arai
| 2018-02-19 21:12
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