HAL設計室
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2013年 08月 29日
いよいよ本番。 今年のサイトウキネン初のコンサートに行って来ました。 「ふれあいコンサートⅡ」 場所はザ・ハーモニーホール、ここは松本地震で被災したため修復工事が行われていました。私は修復後初めてのコンサートとなります。音が良いことで有名なホールです。 ホール内はあまり変わったという印象はありません。かすかに残るペンキの匂いが修復を物語っています。 席に着くと違いが分かりました。座席が以前よりゆったりしています。快適になりました。 曲目は モーツァルト/ピアノ三重奏曲第3番、 ドビュッシー/フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ ドヴォルザーク/ピアノ五重奏曲 生で聴くのは初めての曲ばかりです。 モーツァルトが始まりました。 アレアレ!耳が付いてきません。ヴァイオリンの音がピアノにかき消されている感じ。楽器の音が分離できません。まいりました、経験不足なんでしょうか?? でもよく考えると、モーツァルトの時代のピアノは今使っているコンサートピアノみたいに大きな音は出なかったのではないでしょうか。きっとそうだ!と自分に言い聞かせて聴くことに・・・。 第2楽章になるとヴァイオリンもチェロも聞こえるようになりました。チェロが献身的な働きをしています。ヴァイオリンに音量と質感を合わせ、ピアノの低音域にも合わせ、とても良い仕事をしています。さすが原田禎夫さんです。バランスがよくなると途端に演奏その物が素晴らしいものだと気づきます。やっぱり耳が付いてこれなかったんですね。 第3楽章はまた元気なピアノが戻ってきました。でも弦の二人も頑張っているので、なんとかバランスしています。 やっぱりこの曲はピアノのための曲です。ピアノ主役で弦が脇役って感じがしました。 ドビュッシーです。 演奏者が入場しました。今井さんずいぶん年をとったなー。ハープの吉野さんは相変わらず年齢不詳の美人さんです。フルートのジャコーさんは背の高い超イケメンです!いいぞ、木のフルートだ!! まずヴィオラの今井さんから入り、続いてフルートが入ります。フルートが鳴った途端、会場がドビュッシー色になってしまいました。素晴らしい。 バランスも最高で息もピッタリ。ぐいぐいと演奏に引き込まれてしまいます。 演奏は今井さんの独壇場でした。年を心配した私がバカでした。本当に素晴らしい演奏です。特にヴィオラの音色が多彩なこと!ハープにもフルートにも化けています。最も素晴らしいのが今井さんの気迫です。 とても三人で演奏しているとは思えない迫力で、完全にノックアウトされてしまいました。 ドヴォルザークは5人の演奏ですから迫力満点。息もピッタリの素晴らしい演奏でしたが、正直ドビュシーで打ちのめされていた私には、音楽会は既に終了していました。 室内楽の魅力を再発見した演奏会でした。 なによりも演奏者がとても楽しそうに演奏しているのが最高です。
by hal-arai
| 2013-08-29 15:13
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